AKB48劇場の管理人 tgskこと
戸賀崎智信さんが
公式ブログにて、劇場1周年にあたっての想いを語りました。
本当に苦労しましたね。
読んでいて その状況が目に浮かぶようでした。
この1年、AKB48メンバー、スタッフ、関係者のみなさん、
本当におつかれさまでした。
これからも さらなる飛躍、そしてファンの方々のニーズに応えるべく
日々頑張ってください。
では、戸賀ちゃんの想いを転載しちゃいます。
※一部わかりやすいように変えているところがあります。
あしからず↓↓↓
劇場一周年を迎えて思うこと。 昨日
(12/8)は皆様もご存知のように、
AKB48劇場の一周年でした。
一年前の昨日のことはメンバーのとってもスタッフにとっても
絶対に色褪せることのない日として頭に残っています。
昨日の
劇場一周年のテーマは
「2005年12月8日」でした。一年前と同じセットリスト、同じ時間を再現することで
AKB48劇場のメインテーマでもあります「成長」を実感したいと思ったのです。
去年は今年の3月一杯で卒業をした宇佐美友紀を含め20名が
一軍としてAKB48劇場のステージに立ちました。
今ではメンバーとして皆さんにもおなじみですが、
篠田は当時カフェっ子として、
皆さんにソフトクリームを作ったり、
ジュースを販売したり、
開演前にはあまりにチケットが売れ残っている為
僕と一緒に中央通り側のドン・キホーテ前で公演のチケットを無料で配布していました。
声をかけても無視をされたり、渡したはずのチケットが
たこ焼き屋さんの前に捨てられていたりと・・・
ちなみに当時のチケットは椅子席が1,000円、立ち見が500円でした。
(椅子席はガラガラで下手、上手の最前が空いていて
格好が悪いので、関係者や友人などにお願いをしてサクラとして
メンバーにばれないように座ってもらっていました。)
12月8日に向けて、メンバー、スタッフがほぼ毎日寝ずに
練習やレコーディングを行なっていたので、
1人でも多くのお客様の前で躍らせてあげたい、
歌わせてあげたいという一心で必死に頭を下げたのです。
「つまらなかったら途中で帰っていただいても結構です・・」
「絶対に損はさせないので、覗いていってください!」と,どうにか10名ほどの方に8階に上がっていただいたことを覚えております。
この日、12月8日を迎えるまでの1ヶ月は大げさではなく
寝る暇もないなかで、吐きそうになるようなプレッシャーがのしかかる一ヶ月でした。
10月30日のオーディションで選ばれた20名の普通の女の子
ダンスの経験がある子は殆どおらず、
夏先生のことを相当悩ませてしまっていたんだろうなと思います。
今だから言える話ですが、何も知らない素人の女の子達に、
お客様から料金をいただいてステージに立つことが出来るように
育てることは約束は出来ないと夏先生に言われたことを覚えています。
そんな状況の中、どうすることも出来ない自分が情けなくて
情けなくて自然に涙が溢れてきたことを覚えています。
当時の僕は、今以上にプロの方の仕事の進め方、
モノの考え方を知らなかったので、
秋元先生や夏先生に迷惑をかけっぱなしで
自己嫌悪の日々を繰り返し、精神的にも肉体的にも限界ギリギリ
のところで仕事をしていたのを覚えています。
夏先生のメンバーへの指導の中に
「恐いのは夏まゆみじゃない、恐いのはお客様なんだよ」というフレーズがありましたが、
あの当時僕には夏先生のほうが恐かったです・・・(笑)
昨日も夏先生が一周年のお祝いに劇場にいらっしゃいましたが
今思うと、当時誰よりもプレッシャーを感じていらっしゃったのは
他でもない夏先生だったのではないかと思います。
メンバーのことを思い、「プロとは」ということを徹底的に
指導していただいた夏先生の影響力は、
ステージに出てきた瞬間に泣き始めるメンバーを見ても理解できると思います。
厳しさの中にメンバーのことを思うやさしさが滲みでている
夏先生は、
メンバーにとっては
「お母さん」なんです。
皆さんは夏先生のことを振り付けの先生だと思われているかもしれませんが、
夏先生はダンスという表現方法を用いて、
個々の魅力やオーラを引き出すことをして下さっているんです。
そして、総合プロデューサーの
秋元先生。
夏先生が「お母さん」なら秋元先生は
「お父さん」です。
ご存知の通り、AKBの楽曲は全て秋元先生の作詞です。
詩の素晴らしさは皆さんもご存知の通りですが、
僕が一番勉強をさせていただいたのは
秋元先生のエンターテインメントとは?
という発想です。
劇場ではすでにおなじみになっております「サプライズ」ですが
本当にファンの方の立場にたって面白いこといつも考えている
秋元先生には驚かされるばかりです。
オープンの頃は公演終了後に秋元先生がカフェに座り、ファンの方に
「どの曲が好き?」
「どの曲をCDリリースしたらいいと思いますか?」などと沢山の方から意見を聞いているのを見て、
僕が言うのもおこがましいですが、
本当にヒットを作る方はファンの目線で
モノ創りをすることを出来る方なんだなぁと思いました。
そんな日本一の「お父さん」「お母さん」を持ったメンバーは
何も迷うこともなく自分を信じて一年間突っ走って来ました。
昨日のMCで
折井が「夢は必ず叶うんだということを証明したいです!」と言っていましたが、本当に心の底からそうだと思います。
僕は一年を迎えた昨日の公演を観ていて、涙が出てきました。
公演前にあまりの緊張のあまり泣き出す大島、踊りを覚えられ
なくて直前まで練習をしていた大江、あげればキリがありませんが
昨日の公演を観て確信をしたことがあります。
彼女達は確実に成長しています。
それもただ一年経ったからということではなく、
一年間、成長したいと頑張り続けてきた結果分
成長していたということです。
そして、その成長することが出来たのも一重に毎日、応援をして
下さっているファンの皆様がいるからです。
時には、厳しく、そしてなによりも温かく応援してくださっているファンの方。
ファンレターを読んで励まされたり、気合いを入れ直したり、
悔しい思いをしたり・・・・
その1つ1つの思いが、メンバーを一回りも二回りも成長させたのだと思います。
皆様がいなければ、彼女達はまだ一年分練習を積んだ夢を
追っている普通の女の子だったと思います。
涙や汗を流した分成長出来る、へこたれず、
腐らず自分の可能性を信じて努力をし続けたメンバー。
そしてそれを応援して下さるファンの方。
ファンの方から勇気を頂き、それに最高のパフォーマンスで
応える為に今日もメンバーはステージに立っています。
何年か経って、AKB出身のメンバーをテレビで見ない日は
ないくらい有名になっても、この劇場で学んだこと、
応援して下さったファンの方のことは一生の宝になると思います。
最後になりましたが・・・オープンから一年間劇場で頑張ることが出来たのは、本当に
ファンの皆様のお陰だと思っています。
そして、この先何十年もAKB48劇場がメンバーの夢と皆さんの
希望で溢れている場所であり続けらるように、努力して参りますので、
温かく見守っていただければと思います。
本当にありがとうございました。
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